現代の住宅にはビニールクロスを貼ることが一般的です。
ビニールクロスは低コストや工期の短縮といった面で
優れていますが経年劣化が進みやすく、
定期的に貼替などを行わなければならない
というデメリットもあります。
一方「漆喰」の場合、長時間経過しても見た目の変化がありません。
メンテナンスのしやすさも魅力でもあります。
漆喰(しっくい)とは?
漆喰とは石灰を由来とした壁材です。
もとはサンゴ礁を原料としており自然由来の材料です。
漆喰の特長
~長時間経過しても劣化しづらい~
漆喰はお城に使用されるほど、耐久性が高いのが特長のひとつです。
しっかりとメンテナンスを行えばきれいな状態を長期間保つことができます。
~メンテナンスしやすい~
漆喰は静電気を発生しないため、ホコリが壁につきにくいです。
軽い汚れであれば、消しゴムなどで消すことも可能です。
~調湿性能に優れている~
漆喰には細かな穴が開いていて、そこで湿気をコントロールしてくれます。
湿度が高い時は湿気を吸い取り、湿度の低い時には湿気を放出し、
湿度調整を行います。
~燃えにくい素材~
不燃材料として建築基準法で認められた耐火性があります。
ビニールクロスに比べ、火の回りが遅く、防火対策におすすめです。
~抗菌作用がある~
カビや細菌、科学物質が原因となりうるシックハウス症候群の
原因物質“ホルムアルデヒド”を分解する性能があるため、
化学物質に敏感な方へおすすめです。
漆喰はとても魅力的な壁材です。
しかし、手間と時間がかかる施工でもあります。
養生をして下塗り、その後に仕上げ塗りと手間も工期もかかるため、
その分施工費も割高となります。
しかし、何度も貼替をする必要がないため、
短期的にみるとコストが高いかもしれませんが
長期的にみると、コスパの良い壁材だと思います。
壁材にもこだわりたい、そんな方へぜひおすすめしたい
「漆喰」
ぜひご検討してみてはいかがでしょうか。